お風呂での入浴は日本の文化といえます。湯船につかり体を温めると体も心もくつろいで気持ちも休まったりしますよね。
しかし、子供が生まれてからはリラックスという言葉とはほど遠く、遊びの場となってしまいました。リラックスを感じられる日が戻ってくるのは果たして何年後になるのか。
今年で4歳になる息子。今では楽しく入っているお風呂も嫌だと泣きながら入っていた時期もありました。
そのときは試行錯誤を繰り返し、毎日お風呂の時間を迎えていました。
今回はそんな息子のお風呂嫌い克服方法とそれを手助けした3つのアイテムを紹介したいと思います。
我が家が取った克服方法
息子がお風呂を嫌がるようになったのは、言葉がある程度言葉が喋れるようになった2歳くらいの時です。
何が嫌いに繋がっているのか探ることから始めましたが、日によってイヤイヤの理由はまちまち。シャンプー、湯舟につかる、浴室に入る事、出来るときもあれば、出来ないときもある。それに1歳のときにはお風呂は問題なくは入れていたので、成長して色々と感じることができてきたのだなとプラスに考えました。
そして我が家では浴室は「楽しい場所」、お風呂は「楽しい時間」になるようにしようと舵を切りました。
浴室で遊ぶ時間をつくる
まず浴室を楽しい場所にするため、休日の昼間に浴室で一緒に遊ぶことから始めました。
最初は浴室に近づくとお風呂に入ると思って立ち止まってしまうこともありましたが、いつも遊んでいるプラスチックの工事車両や砂場で使っているスコップを持ち込んでお湯をすくうなど、実際にワタシがやって見せると「やってみたい」と一緒に遊んでくれるようになりました。
そんな遊びの中で特に活躍してくれたのが以下の3つのアイテムです。
【お助けアイテム1】 スーパーボール
当時、子供がハマっていたのがゲームセンターにある「スーパーボールすくい」。
取るという喜びがメインで、取った後は遊ぶことはありませんでしたが、浴槽に水を貯めてスーパーボールを投げてみたり、床に投げて跳ねさせてみたり、リビングでは中々できなかったことも浴室だと遊びの幅が広がったりします。
今ではアンパンマンのスロープがついたおもちゃと一緒に遊んでいます。
スーパーボールがコロコロところがり、落ちたら跳ねる。
本来の使用用途ではありませんが子供が楽しんでくれていればそれが一番です。
【お助けアイテム2】 水鉄砲
消防車や消防士が大好きな息子。水圧で押し出すタイプの水鉄砲が消防車から出るホースに似ていてお気に入りでした。
ペットボトルに炎の絵を書いた紙をセロハンテープで貼り付け火事に見立てます。
後は息子に「消化活動開始!」と言うと水鉄砲でペットボトルを倒す。これの繰り返しです。
ペットボトルが倒れる度にケラケラ笑っていました。リビングで水鉄砲はできないですし、濡れても家の中なので着替えはすぐできるので最適。
そして、このときポイントとなったのがシャンプーハット。シャンプーハットを消防士の帽子という設定で被らせました。
これまで嫌がっていたのに消防士の帽子というだけであっさり付けてくれたのです。子供って不思議です。
見えてきた変化
昼間の時間に浴室で遊ぶようになってから、夜の入浴の時間も浴室に笑顔で入ってくれるようになってきました。以前なら泣きながら入ってきたこともあったので大きな進歩です。
「お風呂に入ろう」という言葉を「お風呂で遊ぼう」というフレーズにしたことも効果的であったのでしょうか。
消防士ごっこのおかげでシャンプーハットが付けられていたのでシャンプー問題はあっさりクリア、体も遊んでいる間に洗えたのでこの時点で残りの問題は湯舟に浸かるというところ。
【お助けアイテム3】水遊び用のプール
やはり自分の身長と同じぐらいの浴槽は子供の目線では怖いのかと思い、外で使う1人用の子供プールにお湯を入れて設置。「●●くん専用のお風呂だよ」というとニヤニヤして入ってくれました。
しばらくはこの子供用プールで遊びながら練習をしました。中にはスーパーボール、横には乗り物のおもちゃ。「浴室は楽しい場所」、「お風呂は楽しい時間」となってくれたと感じています。
プール入浴はしばらく続きましたが最後は入浴剤キッカケであっさり浴槽へ。自分が小さかった頃はどうだったのだろうかと考えながら息子のお風呂嫌い克服は完了しました。
まとめ
子どもの成長は色々な場面で感じることができます。お風呂もその一つですよね。
もし、お風呂嫌いの問題に直面していることがあれば楽しい時間・楽しい場所に変えてあげられるように工夫してみてはいかがでしょうか?
しかし、注意も必要です。
入浴中は水圧により体力を消耗します。子供にはカラダの負担になりますので15分~20分程度にしましょう。お風呂の温度も38~40℃くらいが目安と言われています。大人が目を離さずしっかりと見てあげる必要があります。そして水分補給も忘れずに。
本日も子育て一緒に頑張りましょう!