西川バウム合同会社さまとのご縁をいただき、飯能の間伐材の利用促進のため共に取り組んできました。そして、お互いに協力して何か製品を作ってみようと、昨年より検討してきました。
どうせなら、当社の特色を生かしたい!
今回、くらスパひろばで展示する機会をいただき、ガス管をフレームにした、間伐材のテーブルとスツールを作ってみました!
なぜ、ガス管?
くらスパ運営会社である当社「ビージーサービス」の設備部では、武州ガスの指定工事店としてガス配管工事を行っております。
一昔前のガス管は画像のような鋼管を使って、現場寸法に合わせて切断し、配管同士をねじ接続して配管径路を組み立てていました。これには、熟練の技が必要なのです!
ですが、現在はフレキシブルなガス管が主流となり、鋼管を使用した配管工事は少なくなりました。
このままでは、熟練の技を披露する場が減ってしまうことに・・・。
今回、商品開発のお話を頂いた際に、「現場に合わせて寸法通り組み立てるこの技術を生かせるのでは!」と思い、ガス鋼管をフレームにしてテーブルの面材とスツールの座面を飯能の間伐材にして作ってみることにしました。
ガス鋼管を使ったフレームの作成
まず、完成イメージと寸法を載せたスケッチをフレーム製作者と共有!
筆者が作成いたしました。これで伝わるかどうか・・・。
フレームの製作者は同くらスパ編集員、忍さん!
実は忍さん、編集員の前はガス配管工事を30年あまり行っていたんです!今回、快く協力してくれました!ありがとうございます!
この手で数多くのガス工事の現場を納めてきました。
では、フレームの製作をしていきます!
今回は2種類のサイズのテーブルとスツール1脚を作っていきます!
材料を用意し、寸法に合わせて鋼管を切り、寸法を確認しながら組み立てて行きます!
このように鋼管の両端にネジ切り(ネジ山をつくる)をして部材同士を接続します!
ちゃんとガス配管用シール材も塗布して接続していきます!
出来上がりました!
サイズもピッタリ!さすが、忍さん!
テーブル2つ、スツールのフレームを作成しました!
テーブルの天板、スツールの座面を西川バウムさまに作っていただきました!
スケッチと共ににフレームを西川バウムさまに引渡し!2週間後、完成間近の知らせを受けて訪問!
面材の仕上作業で完成!
テーブル(大)です。フレームサイズが1100mmです。
すのこの天板がガス管フレーム内に上手く収まっています!
テーブル(小)です。フレームサイズが750mmです。
テーブルの裏面です。
スツールです。
スツールもテーブルと同様にすのこタイプになっています。
ヒノキ間伐材の天板部分がとても分厚くて重厚感があります!ベンチとしても使用できそう!
こちらももちろん「はしらベンチ」で使用した木材を2次利用しています。
※はしらベンチについては、以下のくらスパ記事をチェック!
【山と街を、人と自然をつなぐ、「はしらベンチ」が素敵すぎる
ガス管のフレームにすのこ天板がぴったりとはまっておりますが、スノコの取り外しも可能です!
使い方として、
テーブルとして!
車の荷台に!
地べたに敷いてベンチシートのように使用できます!
さいごに
ガス鋼管を使用したテーブルとスツールはいかがだったでしょうか?
軽量化など、改良点はまだまだありますが、サイズも全てフルオーダーのプロトタイプ!
これから、くらスパ編集員が参加するイベントにこれらを出展する予定なので、利用するお客さまの反応も楽しみです!
今回のガス管DIYのテーブルやスツールをはじめ、地元飯能の間伐材を使用した木製品についてのお問合せはくらスパ運営会社「株式会社ビージーサービス」までご連絡ください。