先日、編集長OHKIの記事(山と街を、人と自然をつなぐ、「はしらベンチ」が素敵すぎる)でご紹介した西川バウム合同会社さんの想いや取組みに、くらスパ編集スタッフ全員が共感!ご一緒に何か出来ないかと、このたびスタッフ皆さまのご協力をいただき、間伐材を使用した商品の開発をいたしました。
その商品の一つである「濡れ縁」のお客さま宅への設置第1号をレポートいたします!
使用木材について
この濡れ縁は「はしらベンチ」のベンチ座面のヒノキ木材を2次利用しています。
埼玉県飯能市にある森林間伐材の有効活用のため生まれた「はしらベンチ」はレンタルの仕組みで半年に一度、ベンチ座面の木材を交換しています。
無垢の状態から半年間、天然乾燥されたそのベンチ座面を磨き整え、そのツルツルピカピカな2次利用木材を使って濡れ縁に作り上げます。
濡れ縁が設置されるまで
西川バウムさま、そして私たち編集スタッフの想いも入った「濡れ縁」第1号は、掃き出し窓の下コンクリートたたきにかぶせるような形で設置いたします!
まず、濡れ縁のフレームを仮置きして、設置方法・使用する材料を確認します。木材が土に直接触れないよう、300mm程度の石板と束石を用意しました。
濡れ縁のフレームは事前にお客さまとお打ち合わせをして、サイズ・形状等を決定して作られます。お打ち合わせ後、西川バウムさまに依頼してフレーム、表面材(すのこ枠・表面木材)を作成していただきます。まさに受注生産のオーダー品です!
濡れ縁のフレームにすのこ枠を仮組みし、濡れ縁の躯体との設置位置を決定していきます。
ここで、お客さまに設置位置の確認をしてもらいました!
実はお客さま、この時に濡れ縁の実物を見るのが初めてだったそうです!
こういった商品は実物を見て、触れて購入するものだと思い込んでいたので、お客さまに購入したいきさつを聞いてみました。
この取組みに共感いただいて嬉しいです!
設置位置の確認・OKをいただき、ここから本設置していきます。
石板と束石を設置して高さを調整。
次に濡れ縁フレームが動かないように濡れ縁両側を固定していきます。
工事も終盤!ヒノキすのこ枠を設置したらあとは表面木材を並べるだけ!すのこ枠はピッタリ設計のためここは作業スタッフ2人で慎重に設置!
最後に表面材を敷設して全体のチェック!工事完了です!
濡れ縁の設置工事完了!
濡れ縁の設置工事完了です!工事時間はおよそ1時間でした!
品格と重厚感と漂わせるヒノキの濡れ縁!
フレームから表面材まで100mm×70mmヒノキ材を使用しています!表面材は固定せず、すのこ枠に載せているだけです。乾燥した木が使用していくことでヨコに膨張し、イイ感じで表面木材が固定されてきます。
載せているだけなので、お客さまでも、取り外して面替えができます。また、ヒノキ材を部分的に交換することもご対応いたします!
※表面材に多少すき間がある場合は、フェルト等の緩衝材をすのこ枠に付ける。
ここでお客さまへのお引渡し!
「わあ、嬉しい!まるで、寺社仏閣の廊下みたい!座り心地もとってもいい!」
と喜んでいただけました!!良かった~!
改めて、お買い上げいただきありがとうございました!
さいごに
この商品は「無垢の木の心地よさ良さを味わう」「傷んできたら、部分的に木を交換する」というコンセプトがあります。そのため、お客さまへは基本的に無塗装・防腐処理をせずにお引き渡しします。(もちろん、塗装するのもOKですよ!)
交換した無垢の木材はさらに利用できるものへと形を変えて、役目を果たしたのちに自然の土へ返します。木を使って、植えて育て、また木を使うという循環をすることで地元飯能の森林の健全化につながります!
お客さまに共感の輪が広がっていきますよう、これからも取り組んでまいります!
くらスパ運営会社の「株式会社ビージーサービス」では濡れ縁やウッドデッキなどの間伐材を使用したリフォームも承っております。どうぞ、お気軽にご相談ください!
ビージーサービスホームページ
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